- 美容クリニックの面接で準備しておくことを知りたい!
- 志望動機や経験の上手な伝え方を教えてほしい
- 美容クリニックの面接時の逆質問は何を質問したらいい?
美容看護師の人気が高まっていき、美容クリニックへの転職を希望する看護師が増えてきました。
当然のように面接で落とされる人も多くなり、美容クリニックへの転職は狭き門となってきています。
そのため、美容クリニックへの転職を考えている人は一般病院へ就職、転職するときに比べて、しっかりと面接対策をしないといけません。
私も最初は準備なしに面接を受けて、しっかりと落とされました…。
でも、そうは言っても面接に対して、何を準備していけばいいのかわからない人が非常に多いのが現実。
そこでこの記事では面接を受けるために何を準備していかないといけないのか、面接に合格するために押さえておくべき内容について解説します。
また、面接時に困ってしまう「逆質問」について、面接官の印象を良くするための逆質問も紹介!
この記事を読めば、面接通過率、内定率が2倍にも3倍にもなるポイントがわかります。
採用面接にも同席する、中堅の現役看護師が解説していきますので、ぜひ最後まで読んでください。
美容看護師の採用面接は当日までの準備で決まる!
面接は「本番を頑張れば大丈夫!」という考えは大間違い。
面接前の準備がしっかりできているかどうかで合否が決まると言っても過言ではありません。
面接前の準備について大切なポイントを下記で紹介します。
- 履歴書や職務経歴書の整備
- 美容クリニックの採用面接時の服装もしっかり準備
- 美容クリニックで評価される自己分析と強みの整理
- 美容クリニックの理解と情報収集
履歴書や職務経歴書の整備
職歴がある人は、基本的に履歴書と職務経歴書の両方を提出する必要があります。
履歴書は、企業側が応募者のプロフィールを確認するための書類です。
基本的には、氏名や年齢、経歴や資格などを1枚にまとめるようにできています。
最近はワードやエクセルで作成したものを印刷する人も増えてきていますが、人柄を伝えるためにも手書きで書くようにするのがオススメです!
応募の動機など、全ての場所を埋めるようにしてください。
職務経歴書は、職歴だけでなく、スキルや能力をさらにアピールできる書類です。
履歴書の補足として、細かい業務内容や業務中に意識したポイントなどを記載できます。
ともに経歴やスキルをわかりやすく伝える重要な文書なので、誤字脱字や抜け漏れがないか必ずチェックしましょう。
書類がしっかりと書けていなければ、面接で落ちる可能性も高くなるので注意してください!
美容クリニックの採用面接時の服装もしっかり準備
面接時の服装はダーク系のスーツに白色のシャツがベストです。
シャツのボタンは一番上まで止めて、長い髪は結び、ナチュラルメイクで臨みましょう。
パンツ、スカートのどちらでも構わないですが、スカートの場合は立ったときに膝が隠れるくらいの丈がいいですよ。
また、私服がOKの場合はオフィスカジュアルを意識した服装がオススメです。
あまり派手でない落ち着いた服装を意識して会場へと向かいましょう。
美容クリニックで評価される自己分析と強みの整理
面接官に自分のことを分かりやすく伝えるために「自己分析」は必須。
クリニック側は、あなたがどんな強みを持っていてどんな人柄なのか知りたいからです。
自己分析をする際にオススメの方法は、自分史をつくること。
自身を客観的に見直すことができるので、自分では気付かなかった強みが分かりますよ。
とにかく思いついたことを紙に書き出してみましょう。
事実や根拠をもとに「私は〇〇な強みがあります」と伝えることで、より説得力が増すでしょう。
自信を持って面接に臨むためにも事前に自己分析を行うことが大切です。
美容クリニックの理解と情報収集
面接を受ける人は、クリニックに関心を寄せている人や業務内容に興味がある人であることが大前提です。
そのため、応募するクリニックのホームページやSNSを事前に確認する必要があります。
たとえ経験豊富な美容看護師であったとしても、明らかにクリニックの情報収集を行っていない人は不採用になることも。
ただホームページやSNSを見るだけではなく隅々まで確認し、情報をピックアップしておきましょう。
もし疑問点が思い浮かべば、質疑応答の流れでうまく逆質問できるかも知れません!
美容クリニックの面接での自己紹介と志望動機のアピール
書類の事前準備も重要ですが、面接で堂々と話すことも大切です。
面接練習ができていなければ、いざ本番になってあたふたしてしまいますよね。
面接を完璧にするためにも、自己紹介と志望動機のアピール方法を紹介します。
自己紹介のポイントとアプローチ
面接ではほとんどの場合、冒頭に自己紹介を求められます。
自己紹介の際はただ名乗るだけではなく、簡単な経歴やスキル、意気込みなどを伝えることが大切です。
ただし、自己紹介は1分程度が基本のため、あまり長くならないように気を付けましょう。
面接では声のトーンや表情を見て第一印象が決まることがほとんど。
自信をもって話すことでコミュニケーション能力や成長意欲を伝えることができるため、面接官の興味を惹くことができますよ。
限られた時間のなかで良い第一印象を与える重要なチャンスなので、面接官にいい印象を与えるよう意識しましょう。
クリニックへの志望動機の具体的な伝え方
志望動機は結論から話すと、物事を論理的に伝えることができる為、より相手に伝わりやすいです。
その後、過去の経験や学びから、なぜ新しい職場や職種を希望するのかを説明する必要があります。
必ず「このクリニックで貢献したい」という意欲を伝えることが大切です。
志望動機の最後には「入社後に何を実現したいのか」具体的なビジョンを述べるといいですよ。
志望動機は履歴書と同じ内容を述べても問題ありません!
関連経験とスキルのアピール
美容看護師としての経験やスキルをどうアピールするか。
詳しいアピール方法を下記で紹介していきます。
美容クリニックでの経験とスキルの具体的な説明
美容クリニックや一般の病院での勤務年数が多いほど、職場への適応するスピードも速く即戦力になれます。
美容看護師には、臨床経験や穿刺スキル、コミュニケーション能力などが必要です。
過去の経験をもとに「強み」をアピールする必要がありますが、具体的に説明するのはなかなか難しいですよね。
以下の記事で自己PRの作り方を解説していますので、詳しく知りたい人はこちらを読んでください。
≫【丸パクリOK】美容看護師の自己PRは何を言えばいい?クリニック面接で使える例文を紹介
患者対応や施術技術の実績の示し方
実績を示すためには、数字や患者とのやり取りを具体的に出すことを意識しましょう。
たとえば以下のような内容です。
- ボトックス注射やヒアルロン酸注入など、実際に行った施術の種類を示す
- どれだけの患者に施術を行ったか数字を提示する
- 患者の手術前の緊張をほぐし、感謝の言葉をいただいた
具体的なやり取りや数字を出すことによってより信憑性が高くなり、面接官も興味を持ってくれるでしょう。
チームでの協力経験のアピール
日々バタバタすることが多い美容クリニックでは、スタッフ同士の協力が必要不可欠です。
スタッフ同士で大切なのが「報告・連絡・相談」を怠らないこと。
そのため、報・連・相を大切にしている具体的なエピソードを挙げるといいですよ。
また、スタッフで会議や意見交換などを行い、どのような結果を生み出したかアピールすることもできます。
発生した問題や課題にどのように取り組み、協力して解決したかを伝えることが大切です。
美容看護師面接で聞かれる内容と逆質問の具体例
面接でよく聞かれる質問をピックアップしました。
終盤には面接官からの逆質問もあるので、下記で紹介していきます。
面接時に聞かれる質問例
- 前職の退職理由
- 美容クリニックで施術を受けたことがあるか
- 美容クリニックに興味を持ったのはなぜか
上記の回答に共通するのは、具体的な経験談を通してどんな気持ちが生まれ、結果的にどうしたいのか明確な未来を伝えることです。
「前職の人間関係が悪いから~」や「美容クリニックに興味はありませんが〜」などのネガティブな発言は絶対にNG。
あくまで経験談をもとにポジティブに伝えることを意識しましょう。
とはいえ回答を考えるのは難しいと思います。
以下の記事で具体的な例文を紹介していますので、参考にしてみてください。
≫【美容クリニックの面接で落ちた人の共通理由】美容看護師転職のポイントとよくある質問
面接での逆質問の重要性とクリニック特徴への質問例
適切な逆質問をすることで、応募するクリニックへの興味や熱意を示します。
「質問は特にありません」という回答は企業への関心がないと思われるため、必ず逆質問を準備する必要がありますよ。
質問は最低でも2〜3個必要で、働くことに前向きな姿勢が伝わる質問を考えましょう。
まずはクリニックの特徴に関する質問をするのが良いです。
- 患者様へのアフターケアについてどのような取り組みがありますか?
クリニックの強みについて更に深掘りして、自分自身に合っているかどうかを確認していきましょう。
逆質問をする際の注意点は、調べたら分かることを質問しないこと!「そんなことも調べていないのか」と思われてしまいます。
職場の雰囲気やチームワークについての質問
- 私はスタッフ同士で切磋琢磨し、成長できる環境を望んでおります。御院の雰囲気を教えてください。
クリニックの雰囲気について具体的な特徴や印象を聞くことで、自分がどのような環境で働くことになるかを知ることができます。
業務がバタバタしがちな美容クリニックではチームワークが必須ですし、人間関係がギスギスしている職場で働きたくありませんよね。
会社の価値観や目指す方向性について質問し、自分の価値観と合致するかどうかを確認することが重要です。
積極的な姿勢を示す質問のアプローチ
- 入職後マネージャーやリーダーとして昇進するためには、どのような能力が求められますか?
入職後のキャリアプランについて質問すれば、積極的な姿勢や自己成長意欲をアピールすることが可能です。
面接官からも「しっかりと将来のことも考えているんだな」と思ってもらえますよ。
自分がどれだけ前向きな姿勢を持っているかを示すことが大切です。
面接後のフォローアップについて
面接後の対応や他の仕事探しについて詳しく説明していきます。
面接後の感謝メールは必要?送り方と例文も解説
面接後のお礼メールは必須ではありません。
大手クリニックの場合は、基本的には履歴書、職務経歴書、そして面接の内容をもって合否を決めるケースがほとんどです。
また転職エージェントを通した転職であれば、お礼メールを送る必要はありません。
ちなみに、私は一度もお礼メールを送ったことはありません。
ただ、個人経営のクリニックであれば、熱意や礼儀正しさを評価してもらえる可能性もありますので、直接応募の場合はお礼メールを送ってもいいでしょう。
お礼メールを送る場合、当日中かつなるべく早めの時間に送りましょう。
内容としては、時間を割いてもらった感謝の気持ちと熱意を記載すれば問題ありません。
件名:本日の面接のお礼
本文:〇〇クリニック
〇〇様
お世話になっております。
本日〇時より面接の機会をいただいた〇〇〇〇と申します。
お忙しい中、お時間を割いていただき誠にありがとうございました。
患者様に対する姿勢やスキルアップのための○○などのお話しをお伺いし、より理解を深めることができ、貴院で働きたいという気持ちが一層強くなりました。
これまでに身に付けた経験や知識を、貴社の発展に役立てられれば幸いです。
メールの形となり恐れ入りますが、まずはお礼申し上げます。
末筆ながら、貴社の益々のご発展とご活躍を心よりお祈り申し上げます。
住所
名前
連絡先
複数のオファーがある場合の選択のコツ
転職エージェントを掛け持ちすると複数のオファーが来ますので、その分自分に合った仕事を探しやすくなります。
ですが、スケジュール的にも全て応募することは難しいと思うので、オファーの取捨選択をすることが大切です。
取捨選択のコツは、自分を客観的に判断してくれる人に相談にのってもらうこと。
自分を客観的に見てもらうことで、本当にその職場に適しているかどうかを見極められるメリットがあります。
自分を客観的に見てもらい、求人を見極めることが大切です!
美容クリニックでオンライン面接について
近年美容クリニックでは、オンライン面接も多く実施されています。
下記でオンライン面接時のポイントを紹介します。
オンライン面接で気をつけるべきポイント
- インターネット環境を整える
- 必ず指定の上下服装を着用する
- 視線はPCのカメラに向ける
- 背景はシンプルな色に設定する
- 映像を確認し室内の明るさを整える
上記5つのポイントのなかで特に注意する点が、上下指定の服装を着用すること。
オンライン面接では座っていることが多く「下は部屋着のままでもいいのでは?」と思う人がいるかも知れません。
実は、面接中に「立ってください」と言われ、部屋着姿を見られてしまい不採用になったケースもあります。
家だからといって気を抜かず、通常の面接と同じ意識を持って臨みましょう。
オンライン面接で好感度を上げるためのポイント
オンライン面接では、表情や声が伝わりにくいので笑顔で元気に話すことを意識しましょう。
相槌も大きいほうが伝わりやすいですし、身振り手振りをつけると元気さが伝わりますよ。
マイクの問題で聞こえにくい場合もあるので、回答の最後に「以上です」と答えると、話の区切りが相手に分かりやすく、面接官への配慮にもなるでしょう。
基本的に意識することは対面面接と変わらないですが、対面よりオーバーにしても問題ありません。
面接対策をして美容看護師となる夢に近づけていきましょう!
私が病院の看護師から美容看護師への転職活動をしていた際、最初は全くの対策をせずに面接に臨んでいました。
面接の最後に「何か質問はありますか?」と聞かれた時も「特にありません」と答えていました。
結果はお察しの通り、全て不合格でした…。
それからは、各クリニックの強みを調べたり、自分のこれまでのエピソードをまとめたりしてから面接を受けるようにしました。
クリニックをしっかり調べていけば疑問点も出てきますので、それを逆質問の際に聞くようにしていきました。
そうすることによって、だんだんと面接で面接官とのやりとりもスムーズになり、一次面接はほとんど通過するようになっていくようになったんです。
私は人と話をするのはそれほど得意ではありませんが、しっかりと準備をすることによって熱意も伝わるようになり、印象も良くなったんじゃないかと思っています。
今この記事を読んでいる方の中には面接が苦手の人も多いでしょう。
ただ、準備をすることによって間違いなく面接の通過率を高くすることができます。
何も準備してない段階からなら、軽く3倍以上の確率で合格しますよ。
クリニックのことを調べたり、自分の過去の経験を掘り起こすのは大変な作業ですが、それをすることで転職活動の期間を一気に短縮することが可能です。
ぜひあなたの夢を一日も早く実現するためにも、しっかりと面接対策を行った上で面接に望むようにしてください!